沖縄ブラックマーケット(?)

米軍の知花ゴルフコースの近くの山道を、奥に奥に進んでいくと、山の中で、突然両側に簡易な店舗が建ち並び、車や人が沢山出てきています。そういう所が、かなり長い距離にわたって続きます。
売買されているのは、米軍払下品、食料品、中古の電化製品、家具、CD、ビデオテープその他、ありとあらゆる雑多な品々です。
場所が場所だけに、何か凄くブラッキーな、アンダーグランドな雰囲気が出ていますが、現地にいる人は、フリーマーケットだとおっしゃっている様です。確かにフリーなマーケットでしょうが、良く街の公園や学校で行われているフリマとは、全然違います。イメージとしましては、たまにテレビでやっている、タイとミャンマー国境の密輸品市場をご想像頂ければと思います。

 
 

何となく怪しい雰囲気をおわかり頂いたと思います・・・

しかし、実際はどうなのか知りませんが、初めてこういう所に行くとワクワクするというか、とにかく怪しげな、異様な雰囲気なのは確かです・・

 
 

ここは通称「知花フリーマーケット第2会場」と呼ばれる所で、米軍嘉手納弾薬庫敷地内の使用していない場所を、日米共同使用という形で市道を設置した所、日米の管理の狭間をぬって、地元の人がフリーマーケットを開いた場所だそうです。いかにも沖縄らしい場所だと思います。
2003年9月に起きた航空自衛官爆死事件に関連して、このフリーマーケットを当局が閉鎖させようとしています。事故死した自衛官がこのフリマで店を開いていたというだけで、ここが閉鎖されるのはなんか納得がいかないのですが、この様な「黙認」商業地は、いずれなくなってしまうのでしょう。
ロケット弾が売買されていたかどうかは知りませんが、実際普通の商店では見かけない面白い物や不思議な物、また市価よりも格安で入手できる物もあり、もし閉鎖されるならば、本当に残念でなりません。

 

 
 
沖縄発 役に立たない写真集