Futenma Flightline Fair

2002年10月5日6日と、宜野湾市にある米海兵隊普天間基地にて、Futenma Flightline Fairが開催されました。

基地司令部前の掲揚台には、星条旗、日の丸、そして、国連旗がはためいています。

そうです。ゲートから一歩中に入ると、もうそこはアメリカ…

建物群を抜けると、沖縄とは思えない光景が広がっています。
アメリカ…きっとこんな所なんだろうなぁ。と感慨に耽っていると、写真左に見えているMPのパトカーがやってきて、私に、身振りで、そこから動くなとの合図。パトカーからMPが2人降りてきて、英語で、英語は話せるかとか、IDは持っているかとか、撮影はダメだとかといった事などを言われ、無線で何か私の事についてどこかとやりとりした後、MPパト先導の元、別の所に連れて行かれる事になってしまいました…

MPからの職質の件は後ほどという事で、一般の入場者は、駐車場に車を置き、金属探知器の様なゲートを通り、中に入ります。
一時期より緩くなったとは言え、昨年のテロ以降、まだまだ緊張は解けていない様です。

会場では、モーターショーというのか、ズンドコズンドコ音を出してる車や、チューニングカー、カスタムカーなどが並べられています。ナンバーを見ると、Yナンバー、沖縄の一般ナンバー、県外ナンバー、そしてEナンバーと、各種多様な車が並んでいます。

滑走路や周辺では、ウルトラライトプレーンや、オートジャイロなどのスカイスポーツの実演展示もあり、見ていると、自分も空を飛びたくなってきます。
写真は、何という物かは判らないのですが、扇風機のデカイ物を背中に背負って、パラグライダーで空を飛ぶ物です。結構高く飛んでいきました。

オープンベースの華、機材展示も、米軍機だけでは無く、自衛隊機の展示もありました。しかし、人気は米軍機に偏っていた様です。
他には、いつものキッズコーナー、露天、ステージなどが有りました。

アメリカ軍の日本趣味はなかなかな物で、鳥居に兜に刀…

ヘリのボディには「竜」。

ショーグン。

あえてコメントは入れませんが、「SUMO」だそうです…

米軍、自衛隊の他に、沖縄県警宜野湾署も出展をしており、沖縄県警のパトカーに常備されている「ハブ捕獲機」の実演も有りました。
この実演、ハブではなく、「アカマタ」と呼ばれる種類の蛇を使っていましたが、このアカマタ君、とても元気でやたらと逃げ回り、お巡りさん達も捕獲に苦労していました。蛇って飛び跳ねるんですね。

普天間のオープンベースは、他の基地祭よりも規模も大きく、展示展示物も沢山あり、とても楽しかったです。ミリタリーがお好きな方も、そうでない方も、予定が合えば、行ってみられてはいかがでしょうか。

ところで、MPに連れて行かれた所には、女性の通訳の方がいらっしゃり、「びっくりされた事でしょう」と、笑顔でとても気を遣って頂きました。はい、とてもびっくりしました。どうもすいません。
捕まった(?)当初は、ノービデオカメラがどうのこうのと言っているので、カメラやメモリカードなんかの没収などを覚悟していたのですが、結局はおとがめ無しでした。ふぅ。
で、訊かれた内容は、どういう目的が有って撮影をしているのか、等と、あと、調査書(?)に書かれた事は、住所、氏名、年齢、性別、電話番号、生年月日、出生地、身長、体重、人種、目の色、髪の色、服装、等だったと思います。
最後に、サージャンが「Enjoy!」と言って終わりましたが、お陰様でとてもエンジョイできた一日でした…

という事で、例えオープンベースと言えども、公開個所以外での基地内の撮影は禁止されているらしいですので、ご注意下さい。

 
 
沖縄発 役に立たない写真集