平良真地跡

BBSで、非常に不自然な直線道路が有るという事を教えていただき、これはもしかして滑走路?という期待を胸に行ってきました。
上の地図をご覧下さい。首里大名町の、赤で塗ってある所がその場所です。周囲の道路に比べて、妙に違和感が有りますでしょ?

こういう、車のすれ違いがやっとといった道路が…

歩道に緑地帯付きの2車線も有る直線道路になってしまいます。

しかも、歩道と言っても車なんか停めちゃったりして、実質4車線と歩道も取れそうな位の広さなのです。

道路の端には新しいコンクリート住宅が建っています。
もしこの道が都市計画道路の一部先行設置でしたら、この先の道路予定地には、木造か軽量鉄骨2階建てまでの、すぐ撤去できる建物しか建築は出来ないはず・・。
という事は、新規に道路を延長する予定は無い・・
これはますます怪しい・・

一体なぜここだけが、直線で幅が広いのか。やはり戦争中の米軍か日本軍の滑走路の跡だろうか…

非常に気になるので調べました。
実はここ、琉球王朝時代から続く、伝統的な沖縄競馬の競馬場だったのです。当時の名称は「平良真地(てーらーまーじ)」または「平良馬場」「大名馬場」。
沖縄有数の規模を持っていたこの競馬場では年に数回、首里城近くの「崎山馬場」に沖縄中から優秀な馬が集められ、国王と一緒にこの競馬場までパレードし、ここで丸一日かけて競馬を楽しんだとの事です。
古くからの沖縄の競馬は「んましゅーぶ」と言い、現在の様にサーキット状のコースで行われる物ではなく、直線を駆け抜ける、独特の競馬だったようです。
当時ここを、琉球国王やお付きの方々、全島からの見学者達が見守る中、沢山の馬が疾走していったそうです。
滑走路のアテは外れましたが、琉球王朝の名残がまだ、形を変えながら今でも残っている事に、何か古のロマンというものを感じてしまった初夏の一日でした。

BBSでALIEN様に教えて頂きました。ありがとう御座います。

 
 
沖縄発 役に立たない写真集