ホテルハイビスカス

2003年6月22日、7月1日から沖縄県内公開予定の「ホテル ハイビスカス」という映画の先行上映会が、主撮影地の名護市にて行われました。
 
 
沢山の人々が並んでいます。地元の期待も大きい様です。
 
 
チケットを切るのは、何と中江裕司監督! 胸に付けてる名札には単に「スタッフ」としか書かれていなかったのでなかなか気が付かないかも…
 
 
主人公「仲宗根美恵子」役を果たした蔵下穂波さんも、チラシ配りでお手伝いしています。緊張した面もちですね。
 
 

映画は、原作の漫画「ホテル ハイビスカス」の独特の世界を元に、とても楽しく仕上がっており、最初から最後まで笑いの絶えないものでした。

映画の中で出てくる子供の歌う歌の中で、ABCの歌の替え歌で、「ABCD海岸で カニにちんぽこはさまれた(中略)赤チン塗ってもなおらない 黒チン塗ったら毛が生えた」というものがあるのですが、曲は違う物の、全く同じ歌詞の部分を持つ歌が北海道(調査済み)から沖縄まで全国的にあることが判り、びっくりしました。こんな歌詞の曲、テレビやラジオでは流される事は無いと思うのですが、子供の世界、どうやってこの歌詞が流布したのでしょうか?また、この歌詞を最初に歌い始めたのは一体誰何でしょう??
ちなみに私の地方では、軍艦マーチの曲で「♪戦艦大和が沈むとき カニにちんこをはさまれて〜」になり、レインボーマンの曲(?)で「♪インドの山奥でんでん虫転んで大事な所をすりむいた(中略)赤チン塗っても治らない、黒チン塗った毛が生えて…」となるんですけど…

とにかく、サマリーは公式ページに書かれていますし、映画の楽しさは是非一度映画館に足を運んで頂いて、ご自分で感じ取って頂ければと思います。私は、先の中江監督の映画である「ナビィの恋」と同様、とってもお奨めできる映画だと思いました。

さて、映画が終わって舞台挨拶、最初は中江監督と主撮影地である地元名護市の岸本市長様のご挨拶です。岸本市長は、テレビに出てくる時は大抵基地問題の事なので、いつも厳しい表情なのですが、今日は終始穏やかなにお話になっておられました。

 
 

そして、出演者の挨拶として、主人公の美恵子役の蔵下穂波さん、父ちゃん役の照屋政雄さん、多恵子役の平田香澄さんが登場。
照屋さんは地で役柄を演じたそうですが、お話からも、その人柄が伝わってくる様な感じです。映画ではビリアード場でいつも寝ているうだつの上がらない経営者なのですが、実際は野村流古典音楽師範、琉球民謡登川流研究保存会理事長を務める琉球民謡会の大御所。
平田さんは、地元名護出身の女の子で、この日の舞台挨拶では緊張しまくっていましたが、映画の中では、とっても素晴らしい演技を見せてくれています。

この中江監督の沖縄映画も、前作「ナビィの恋」同様、大きな成功を収めるのではないかと期待しています。

 
 

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