JA天然温泉アロマ

宜野湾市大山、沖縄コンベンションセンター近く、ショッピングセンター「はにんす宜野湾」裏手にあるJAの総合施設「エデンぎのわん」内にある天然温泉施設です。

JAは「Japan Agricultural co‐operatives」の略らしく、アロマはaromaの事の様なので「芳香」「かおり」という事になると思いますので、「JA天然温泉アロマ」は、「日本農業協同組合天然温泉芳香」という意味なのかと思います。
中途半端に横文字が入っているのがどうも気に掛かります。建物の外観が日本建築風になっているので、名称も潔く「農協温泉」または、沖縄らしく「農連温泉」とした方が良かったのではと思います。

さて、中に入って、靴を鍵の掛かる靴箱に入れ、フロントで入浴料1500円と靴箱のキーを出すと、ロッカーのキーとフェイスタオルとバスタオル、病院の入院着の様な館内着を出してくれます。
館内は、あちこちにJAマークが有る事以外は特に農協を意識させる様な事もなく、アロマという名前から想像できる様な、そこはかともなく香りが漂ってくるという事もなく、全国あちこちでみられる、いわゆるクワハウスというか健康ランドというか、そういう感じです。

服を脱ぎ、浴場に入ります。浴場のコンセプトは、岩風呂と檜風呂の2種類が有るそうですが、それぞれ一ヶ月毎に男女入れ替えるとの事で、私の入った時は岩風呂コンセプトの方でした。
浴場には沖縄には珍しい露天風呂と、ジェットバス、泡風呂、寝湯、打たせ湯、歩行浴、遠赤サウナ、塩サウナが有ります。お湯の温度が割と低めの様で、一度にどれも楽しめます。
露天風呂は、日本庭園の中にある池で入浴という感じ。沖縄の青い空を見上げながら、ゆったりできます。ただすぐ目の前に城壁の様な白い壁が立ちはだかり、開放感はあまりありません。また、何かずっとモーターの様な音が鳴っているのもちょっと興ざめか。どちらも仕方のない事ですが。
露天風呂に比べて人気が無い様でしたが、インドアの大きな風呂の方が良いかなと思いました。
気に入ったのは歩行浴。湯の入った浅い溝(?)に玉砂利が敷かれており、そこを歩くのですが、足裏に気持ちよい刺激でお奨めです。
地下1300mから汲み上げるお湯はph値が高い為か、すべすべ、というか、ぬるぬるする様な感覚で、とても体に効きそうです。

風呂から上がり、しばらく温泉の余韻に浸りたいときには、リラックスルームがあります。少し暗くされた部屋に、オットマン付きリクライニングチェア。仮眠するには最高です。横になりながらなんとなく手元に置いてあった雑誌を見ると「家の光」。ここがJAの経営なんだなと納得しました。
ここが24時間営業だったら、とっても安くて便利な簡易宿泊施設になりそうですが、残念ながら朝9時から夜は10時迄だそうです。

 

脱衣場の掲示より

JA宜野湾市 天然温泉アロマ

【泉質】
ナトリウム−塩化物温泉(低張性・弱アルカリ性・温泉)

【PH値】
8.20(ガラス電極法)

療養泉分類に基づく禁忌症、適応症は環境省自然保護局発(昭和52年5月25日)環自施第227号及び第228号によればつぎのとおりである。

【浴用の適応症】
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔症、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、切り傷、火傷、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病

【浴用の禁忌症】下記の症状の方は入浴をご遠慮下さい
急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、妊娠中(特に初期と末期)、その他一般に病勢進行中の疾患

【飲用の適応症】飲泉は源泉湧口に限り、浴槽の湯は飲めません
慢性消化器病、慢性便秘

【飲用の禁忌症】下記の症状の方は飲用をご遠慮下さい
腎臓病、高血圧症、その他一般にむくみのあるもの、甲状腺機能亢進症

※飲泉診察に際しては、温泉について専門的知識を有する医師の指導を受ける事が望ましい

 

 
 
沖縄発 役に立たない写真集