国立劇場おきなわ

 浦添市勢理客に建設中の、日本国立劇場、名称は「国立劇場おきなわ」です。その外観が姿を現し、あとは内装と外構工事が2004年1月の完成に向けて進められている様です。周囲は事業所が多く殺風景な場所にマッチする、コンクリート打ちっ放しの外観は、何をモチーフにしたのかよくわからないデザインです。
 人が集まる施設で有るにも係わらず、路線バス一本走っていない場所というのも気になります。完成時にはシャトルバスでも運行されるのでしょうか。それとも公共交通機関の利用は全く考えられていないのでしょうか。また考えられていないのならいないで、駐車スペースは余裕を持ってとってあるのでしょうか。
 この施設建設の目的は、沖縄伝統芸能で、国の重要無形文化財である「組踊」の保存と上演、沖縄の地理的・歴史的な特性を活かし、伝統文化を通じたアジア・太平洋地域の交流の拠点と言われていますが、組踊というのは私は判らないし見たこともないのでなんとも言えませんが、アジア、太平洋地域の交流の拠点と言われても、現在航空定期旅客便は台北、上海、ソウル、マニラの4カ国4都市のみ、船舶の旅客定期便は、台北のみといった現状で、どうなのかという気もします。
 伝統芸能の保存振興という目的ですが、その目的である「組踊」以外にも、建設前から日本の伝統を忠実に守って建設されている様です。ここで演じられたのではないかと言われる伝統芸能の一つが「談合」。これはあくまでも疑惑なのですが、入札前に談合情報のたれ込みがあり、入札が延期されたそうです。そしてもう一つが、当時有名だった衆議院議員、鈴木宗男先生が主演された「政治利権」疑惑。建設に従事する企業に、鈴木先生の沖縄後援会会員企業がかなり多いそうですし、この劇場建設決定が先生の北海道沖縄開発庁長官時代だったという事も、なかなか面白い事実です。
 完成前に全国的に色々と話題を振りまいた国立劇場おきなわ、こけら落としの後は、本来の劇場として、再び全国的に大きく話題を提供して欲しい物です。

★国立劇場おきなわ
http://www.bunka.go.jp/1link/okinawatop.html

★沖縄“ムネオ劇場”、疑惑の幕開けか?(2002年4月10日 ZAKZAK)
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2002_04/3t2002041002.html

 

 
 
沖縄発 役に立たない写真集