古宇利島伝説

★古宇利島の人類発祥伝説★

 むかしむかし古宇利島に、少年と少女が住んでいました。
二人は裸でいても恥じらうことなく、天真爛漫に毎日天の神様が降ろしてくださる餅を食べて暮らして居ました。
時が経ち、二人は、残り物を蓄える事を覚えました。それで神様は、ついに餅を降らすことを止めてしまいました。少年と少女は驚いて悲しみ、空を見上げては「お月様お月様、どうか私たちにもう一度餅を降らせて下さい。」と何度も頼みましたが、願いは聞き入れられませんでした。それから二人で毎朝浜に出て、魚や貝を捕り、働く事の苦しさを学びました。
 さてある時、いつもの様に二人が働いていると、海の中でジュゴンがセックスをしているのを見つけました。少年と少女は初めて子供を作る事を理解したのです。お互いを意識し始めた二人は、裸のままでいる事が恥ずかしくなり、クパの葉で身体を隠す様になりました。古宇利島の人々はこの二人の子孫で、ここから沖縄の島に、人が増えていったとの事です。
〜今帰仁村古宇利島に伝わる伝説〜
出典:今帰仁村歴史文化センター資料No.001より。一部改変。

と言うことで、この島に伝わる、沖縄版アダムとイブ伝説だそうです。
その前に、最初にここに住んでいた少年と少女は一体どこから来たのかという疑問が出てきますが、伝説ですので置いておきましょう。
その後、子孫達は、長年近親交配を重ね、今日の沖縄の繁栄を作っていったそうです。
ところで、ジュゴンは、どの様な体位で(以下略)

なお、この、沖縄のご先祖様である、最初の人類の頭蓋骨が、まだこの島のどこかの洞穴に隠されているそうです。

 
 
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