倶楽部 野甫の塩

 

道を走っていると、「塩」の看板(?)。気になったので行ってみる事にしました。

 
 

これがその「塩」の場所、「倶楽部 野甫の塩」の製塩施設でした。
右側の温室の様な建物が「天日塩熟成工房」との事で、「天日を活用して豊富な自然のミネラルをまるごと塩の結晶に含ませる作業場」だそうです。「自然界のミネラルバランスを崩すこと無く結晶かさせる為に、人為的加熱処理は一切行っていません」との事です。
奥の、ちょっと背の高い施設が「濃縮濾過設備」で、「天日だけでなく、風による蒸発効果を活用して海水を濃縮、濾過し、鹹水(かんすい=濃い海水)をつくります。」との事です。
奥左側にあるログハウスが、塩の資料館「SALT CRYiSE」です。この資料館が旅好きならはまってしまう程面白いものでした。

 
 

天日塩熟成工房を覗いてみました。白い大きな塩の結晶がむくむくと起きあがっています。これを手もみして、こちらの塩が創られます。

 
 

施設の裏の青い海から汲み上げられる美しい海水が、ここで造られる天日塩の原料です。

 
 

造られた天日塩がこの「塩夢寿美」。直接取引でしか入手できない幻の塩だそうです。この塩は、各界で非常に評判の良い、美味しい塩との事です。
あと、塩夢寿美の下にあるのが、「塩売新聞」というミニコミ誌。塩を探して世界各地を飛び回った旅行記や塩の活用法などが書かれていて、とても面白い物です。ハート形の容器に入っているのは、宝石の代わりに塩の結晶が取り付けられた指輪です。ただし、実際に指にはめて使える物では無く、旅行先の岩塩鉱山で聞いた「Like a real diamond」という言葉に感銘を受けてオーナーの方が創られたものです。これはサービスで頂きました。
実は私、事前知識無しに看板を見て入ってみた施設でして、帰ってきてネットなどで調べるまでこの様な美味しい塩が野甫で造られているのを知りませんでした。塩にも興味があったのですが、それ以上に資料館の内容が面白く、塩を買うと付いて来るというミニコミ誌も欲しくて、朝早くからオーナーのご自宅に押し掛けて購入しました。今考えると、なんか非常に失礼な事をしている様で申し訳無く思っています。。

 
 

オーナーの方は、美味しい塩を創る事が出来る所を探して全国を歩き回ってこの地を見つけた若い御夫婦との事です。今後のご活躍を祈念申し上げます。

★倶楽部 野甫の塩(こちらで購入できます)
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/nohonoshio/hpnohonoshio_001.htm

 
 

 
 
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