記念ポスト

各種記念ポストです。
まずは名護郵便局前に有る、「九州・沖縄サミット開催記念ポスト」。2000年に設置されました。
シルバーカッコ良いですねぇ。九州・沖縄サミットの開催記念なのに、沖縄県の島々しか描かれておりませんが、ここは沖縄だからそれで良いのです。九州には九州だけしか描かれていない記念ポストも有るのでしょうか。

闇夜の中、幻想的に浮かび上がる自光式ポストは、「復帰20周年記念ポスト」。1992年に設置されたそうです。
炭疽菌がどうのこうのと書かれた貼り紙がちょっと気になりますが、夜とても目立つポストです。というか、ポストには見えないのでは無いのでしょうか。
これだけ美しいポストですが、設置されている那覇東町郵便局は、裏通りの、夜は寂しげな場所にあったりします。

 
「沖縄復帰30周年記念ポスト」です。2002年に、パレットくもじビル一階にある、美栄橋郵便局前に設置されました。
普通のポストの上にケースに入った琉球人形が飾られているだけの様です。何となく田舎の家のテレビなんかを思い浮かべてしまいます。
20周年記念ポストとの差は、祖国復帰X周年の節目が、だんだんと軽くなってきているのか、バブルで予算が有った頃と不景気真っ直中との設置時期の差なのかは判りません。
 


こちらも同じく「沖縄復帰30周年記念ポスト」。新都心りうぼう楽市内に設置されています。


 

こちらは、国際通りという人通りの多い所に有りながら、落書きだらけの上に回りはゴミだらけで、全く目立っていないという可哀想な環境に有る記念ポストです。
上に、取って付けた様な龍の首と、真ん中に、「郵トピア記念ポスト」とワープロで書かれた紙がとりあえず貼り付けられています。
この記念ポストですが、1988年に当時の郵政省が立ち上げた「郵トピア構想」という、全国からモデル都市を選定し、新しい郵便サービスを実験的に実施していこうという構想が有った様で、那覇市もそのモデル都市に選定されており、おそらくその「新しい郵便サービス」の一環として設置されたのだと思われます。
この「郵トピア構想」自体は、2000年に幕引きされており、それにともない、この記念ポストも半場放置状態の様になってしまった物と思われます。
何となく、龍の表情が、も少し管理せんかい!と怒っている様にも見えてきます。

 

 
 
沖縄発 役に立たない写真集