何気なく地図を見ていて、あれ?何や?これ?、こんなもん有ったんか?って、妙な物を発見した事、有りませんか?
私も、たまたま見ていた、ゼンリンの「日本分県地図 沖縄県」を眺めていて、本部町に桃原飛行場という記載を発見し、こんな所に飛行場?聞いた事無いなぁ・・。という事で、現地に行ってみた事が、飛行場跡に興味を持った最初でした。
その後、図書館で本部飛行場の事を調べたりしていたのですが、反戦活動系の本に多少の記述は有ったりするものの、意外と客観的に歴史や用途の書かれている本は見あたりませんでしたし、それ以上に、こういう調べ物をした事が無く、一体どの資料を見たら良いのかから、皆目見当が付きませんでした。
その後、別件で沖縄県公文書館に行った際、これもたまたま、コインロッカーの両替か何かでカウンターへ行った時、「沖縄県史ビジュアル版 空から見た沖縄戦 沖縄戦前後の飛行場」というリーフレットが販売されているのを見つけました。
内容は、日米両軍が沖縄に作った飛行場を、米軍の空撮写真で紹介しているという物で、個々の飛行場に対する詳しいデータはあまり無いものの、どこに、どういう飛行場が有ったのか、現在の地図と照らし合わせて見る事によって、まさしく手に取る様にわかります。
で、判ったからには、いっぺん現地に行ってみないとあかん・・・という事で、こういう企画になってしまいました・・とさ。
で、このページを作る元になりましたリーフレットですが・・
沖縄県史ビジュアル版5 空から見た沖縄戦 沖縄戦前後の飛行場
編者:財団法人沖縄県文化振興会公文書管理部資料編纂室
発行:沖縄県教育委員会
価格:500円
やったら長ったらしい題名と編者ですが(笑)、興味の有る方にとっては非常に価値が有るのでは無いかと思われます。
内容は、航空写真とそれに付随する資料の羅列。正に「ビジュアル版」です。記載部分が少ない事もあり、非常に客観的ですし、英文も入ってますので、右の方にも左の方にも英語圏の外人さんにもお読み頂けると思います。
なお、書籍コードが入っていないので、一般書店での取扱は無いかも知れませんので、この本に興味の有る方は、上記の財団法人か、教育委員会、沖縄県公文書館にお問い合わせになられたらと思います。
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