シュガーローフ

那覇新都心の端っこで、貯水タンクを頂いてぽつんと佇む小高い丘、それが沖縄戦最大の激戦地と言われているシュガーローフ。日本軍名「すりばち丘」または「52高地」、沖縄現地名「慶良間チージ」です。
この一帯は、日本軍首里防衛戦の西の要衝で、米軍海兵隊第6師団と想像を絶する攻防戦が展開されたそうです。
中でもこのシュガーローフの攻防は、1945年5月12日から一週間に及び、1日の内に4度も頂上の争奪戦が繰り返されるなどの激戦の上、18日に至って、米軍が制圧したそうです。
この地で、米軍の死者2662名、極度の精神疲労者1289名を出したとの事。日本側の死者等は不明。
ここでの米軍の制圧を受け、首里の大日本帝国軍第32軍司令部は、5月27日、南部へ撤退する事になります。
今は、貯水タンクと展望台、そして説明版が有るだけです。

 
 
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