泊漁港・鮮魚卸売市場

朝6時、朝の遅い沖縄でようやく一日が始まろうとしている頃、那覇市港町の泊漁港にある鮮魚卸売市場では、元気の良いかけ声が響いています。
 
 

市場の中は、所狭しと♪さかなさかなさかな〜

 
 

ピーッと笛が鳴り響くと、それまで品定めをしていた皆さんが続々と集まり、呪文の様な言葉でセリが始まります。

 
 

まるで装填前の砲弾の様に並べられたマグロ達。取れたての沖縄近海産マグロでしょうか?

 
 
 
 

何だかよく判らないなりにも、いかにも沖縄らしい魚達が並んでいます。特に下の魚は、50センチくらいの大型魚でした。一体何なんでしょ?

 
 

マグロの解体ショーも楽しめます、といっても、人に見せる為にやっておられる訳ではありませんが、ざくざくと解体されていくマグロを見ていると、なんだかよだれが出てきます。じゅる

 
 

解体されたマグロは小売りもされています。すぐにでも食べたい方には、500円でトレーいっぱいに盛られた刺身やぶつ切りの中落ちがお奨め。付けてくれたわさびと醤油をつけて、刺身と一緒に御飯を食べると、あーっ、日本人に生まれて良かったなぁ などと、しみじみと思ったりします。

 

鮮魚卸売市場は、本来部外者がウロウロする様な所では無いのかもしれませんが、卸売市場にありがちな殺伐とした雰囲気は薄く、なんとなく受け入れてくれている様な感じです。それだけに、見に行く時には、関係の皆さんに出来るだけご迷惑のかからない様にしたいものです。
また、当然ながら一般の人がセリには参加できませんが、建物内各ブースに店を出している魚屋さんで新鮮な魚を買う事ができます。意外と愛想良かったりして驚きます。
市場は大体朝の3時頃から準備をし出すそうですが、6〜7時頃が一番良い時間帯ではないかという事です。また、市場内に「まぐろ食堂」という食堂、というか、お食事コーナーの様な店があり、ここでは何注文してもマグロのぶつ切りが付いてくるそうです。
なお、毎日曜及び祝日と、月に1度水曜日がお休みだそうです。
ダイビングや美ら海水族館見学に来沖された皆さん、ちょっと早起きして、ここで、違う側面から沖縄の魚を見てみるのも良いかも知れませんよ。

★JF沖縄漁連
http://www.jf-net.ne.jp/ongyoren/

 
 
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