開学の鐘だそうです。当時、まだ物の無い時代、ゼロから出発した琉球大学は、この、米軍使用済みのガスボンベを、時鐘として使用していたそうです。開学の際の大切な物だとは思いますが、錆だらけなのが気になる所です。
琉球大学ですが、開学翌年、琉球大学財団が作られ、米軍からの資金が一端財団を通じて琉球大学に渡される形が取られていました。事実上、米軍立大学という事になる様です。 また、琉球大学財団は、大学運営費に充てる為、米軍から譲渡を受けた放送局で商業放送を行ったという、他の大学には無い、面白い歴史ももっています。その放送局は、今の琉球放送です。 1952年、奄美大島に大島分校が設置されますが、翌年、奄美諸島の復帰に伴い閉校します。 同年、ミシガン州立大学と提携を結び、教授がミシガン州立大学からやって来る事になったそうです。 1966年、琉球政府に移管され、琉球政府立大学に、そして、1972年、琉球列島の本土復帰に伴い、国立大学に移管されます。
★琉球大学 http://www.u-ryukyu.ac.jp/ |