VFWクラブ跡

FM沖縄横、旧VFWクラブの建物です。
こちらは元々、米軍在郷軍人会が、米軍よりキャンプ・キンザーの一角を借り受け、駐留米軍の軍人、軍属に対する福利厚生施設として建設した建物らしいです。
VFWとは、全米にある同じ名称のクラブ、バーと同様、Veterans of Foreign Wars:退役軍人のクラブとの事です。
復帰に際し、当然地主の皆さんは、ここを復帰後も変わらず基地の施設として利用をし続けるものとし、VFWクラブ側と土地利用契約の予約をされたそうですが、復帰数ヶ月後、防衛施設庁から、実はVFWクラブの土地は復帰前に返還になってるという旨を突然知らされ、ならばと、VFWクラブとの契約は解除し、米軍側に工作物の撤去と原状回復を要請したのですが、復帰前の返還は原状回復の義務を負わない事、VFWクラブと土地所有者との間の契約は一般的な賃貸借契約なので、日米両政府は一切関知しないという事で、結果的に施設はそのまま残ってしまったそうです。
ここの場合、原状回復の費用が多額になる事、他に施設の転用が利かない、地籍自体が明確でないなどの問題が重なり、返還後三十余年が過ぎた今でも、写真の通り、そのまま廃墟として残ってしまっているそうです。
しかし、復帰後数ヶ月も経ってから返還されていると知らされるのは反則の様な気がしないでもありません。同様の事は、隣の現FM沖縄、旧極東放送の敷地や、北中城村のリージョンクラブでもあったそうですが、この2件に関しては、地主側とそれぞれの経営者側との話し合いがまとまり、今に至っているそうです。

現在同所は、都心に近く、気軽に足を運べる心霊スポットとして活用されており、毎年夏になると、大勢の見物客で賑わうとの事です。何でも夜中になると、黒人の幽霊がダンスを披露してくれるらしいですが、夜中に黒人の幽霊という事ですんで、実際に出たとしても、見る事ができるかどうかは非常に疑問ではあります。

 
 
沖縄発 役に立たない写真集