掩体壕

読谷補助飛行場、読谷村運動場裏手にひっそりと残る、旧日本陸軍の飛行機格納庫、掩体壕(えんたいごう)です。
読谷補助飛行場は、元々旧日本帝国陸軍の沖縄北飛行場としてつくられ、その後米軍が占領し、今に至っています。
この掩体壕、かなり老朽化が激しいものの、まだまだ実用に耐えてまして、ここには、牛数頭が格納されている様子です。
工法は、地面におわんを伏せた形に積み上げた土の上半分にセメントを流し、乾いたら中の土を取り除くという方法で、鉄筋は入っていないそうです。という事は、強度的にはちょっと問題があるかもしれません。
現在、当時の掩体壕は、読谷補助飛行場の他に、嘉手納基地内、那覇空港内に残存しているそうです。

参考:沖縄タイムス1997年6月18日 朝刊