裏に回ってみました。
見た目には特に何も判らないでしょうが、よく見ると、1階部分に柱が多いとか、二階との整合性が何となく取れていない様な感じを受けます。
実は、この一階部分の柱と屋根(2階との間の部分)とが、戦前の、県営鉄道与那原駅の駅舎なのです。
1914年に、与那原−那覇間が開通し、1931年、木造から鉄筋コンクリート平屋建の駅舎に建て替えられたそうです。なお、県営鉄道の駅では、初めての鉄筋コンクリート駅舎だったそうです。
1945年、第二次世界大戦の際、大破したものの、基礎部分がしっかりしていた為、戦争が終わった後、消防車の車庫として利用されていたそうです。
1957年、与那原町が2階を増築し、役所として利用。その後1975年より、JAが与那原支所として利用し、現在に至っているそうです。 |