読谷村にある残波ビーチの横に続く海岸で、奇妙な地形を見る事が出来ます。これは、戦前に、家の塀やひんぷんと呼ばれる、玄関の目隠し状の塀などを作る為に、ビーチロックを切り出した跡だそうです。
この様子、干潮時にしか見られません。切り出す時には、潮が引くのを見計らって、一気に作業をされたのでしょう。
ビーチロックは砂浜の化石の様な物ですので、地層の様に層状になっているらしく、くさびを打ち込み、上手に力を加えると、四角い石盤が切り出せるそうです。
現在は、法律により、石等の採掘は禁止されているそうです。残念でした。
なお、将来的に、この石切場跡を保護する為、護岸を作り、砂で埋めてしまう予定だそうですので、ご覧になられたい方は今の内だと思われます。 |